2011年8月26日金曜日

arm Linux 構築開始

筆者が務めている会社では、実は ARM ベースの ASIC を開発・販売していたりする。
ベースは arm926j なので、うまくやれば普通に Linux が動く(筈)。

で、会社の商品の中にも Linux 対応のソフトがあったりするのだが、これが Intel PCしか動作確認していないので、組込系 Linux でどうなるのか、実は良く判らない(爆)。

という訳で、どうせなら会社で作っている評価ボード(arm926jベース)に Linux 載せて動かしてしまおう、と思い付いた。

※実は評価ボード上で実際に Linux が既に動いているのだが、カーネルバージョンが古い。
で、上に書いた Linux 対応のソフトは、これよりも新しいカーネルでないと動かない。
なので、新しいカーネルで動かしてしまおう、というのが主旨。

対象とするのは、linux kernel 2.6.33.9。これにした理由は、rt パッチがあるから。
※筆者の会社は、工業用ネットワーク系製品を販売しているので、ターゲットはリアルタイム応答性を問うものが中心なので。

で、まずは開発環境の構築をしないといけない。
土台は Ubuntu(11.04)。ノートPC上で動いているので、ここで各種ツール類を構築する。
・binutils 2.21.1
・gcc 4.3.2
・glibc 2.13

Ubuntu 上での build の顛末について、書き足して行こうと考えている。
※実は上記の構成で、まで開発環境の構築が終わっていない(悲)。
どんでん返しが来るかも知れないが、少しずつ作っていこうと思う。