2012年5月1日火曜日

gcc SH2クロス開発環境

arm Linux 構築用の環境も作成していかなければならないのだが、SH2Aモジュールの為のクロス開発環境も必要なので、ここにメモを残しておく。

開発環境は Windows上の Cygwin を使う。Ubuntu 等のLinuxネイティブ環境上で作るのも良いが、今使っているPC上には Cygwin しか動かしていないので、この環境をメインとする。

gcc 4.5.0
binutlis 2.20
ライブラリは newlib(1.18.0)
ターゲット:sh-hitachi-elf , v850-nec-elf の2種類
オプション:--disable-nls --enable-languages=c --with-gmp=/usr/local --enable-multilib --enable-interwork --with-newlib --with-headers=../newlib-1.18.0/newlib/libc/include

上記にあるように、gmp も Cygwin にインストールしてある。また、mpfr, mpc も同様。これらは gcc4以上を構築する場合は必須。

作成する方によっては、インストール先ディレクトリをターゲット単位に分けて PATH を追加している例も多いと思う。 が、手元の環境では --prefix=/usr/local で全部放り込んでいる。 1) Cygwin なので、環境構築に失敗したら、また最初から作り直せば良いと考えている 2) PATH を追加していく必要が無い というのがメリットか。

このような適当な環境構築であっても、CQ出版の雑誌付録の V850 / SH2A 基板で使うアプリケーションをビルドするには問題無い。